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家事で一日があっという間に過ぎるという７０代の女性が来られました。家事に加え、お孫さんの送迎やお世話もあって大忙しです。睡眠も一日５時間程度…なかなかの生活ですね。それが一定期間ならば無理もききますが、数年続いています。脚がパンパンに浮腫み、ふくらはぎは弾力がありません。こうなると第二の心臓の機能が働きにくくなり血液循環も悪くなります。老廃物の排出も悪くなり栄養や酸素の供給が滞りがち。これでは疲れは溜まる一方です。全身の調整後、時間たっぷり脚の施術を施しました。ふくらはぎはもちろん足指の間や指、土踏まず、アキレス腱など丁寧に施術。靴を履いて車に向かわれながら「足が軽〜い！」と聞こえてきました。家事は大変な重労働。３６５日休まずです。家事の疲れは定期的に解消して大きな不調を招かないようにしてほしいものです。

腰の不調で５０代の女性が来られました。農業をされていて日頃から体を酷使し、また高温やビニールハウス内など過酷な環境で仕事をされています。しゃがんでの作物の収穫、４時間同じ場所に立っての梱包作業など話を聞けば聞くほど仕事とはいえ過酷です。体も限界を迎えたのでしょうね。ベッドに横になってもらうことはできますが、ヒザを立てていないと腰に響きます。骨盤の歪みとねじれ、肩甲骨の高さの左右差、背骨の歪みなどがみられます。ふくらはぎはパンパンに張り弾力性がありません。足指から頭部まで丁寧に施術。ベッドからの起き上がりが不安そうでしたが、立ってもらうと腰を丸めることなく真っすぐ立てました。「あー全然違う。真っすぐ立てます。あー良かった」と歩いてみたり屈んでみたり色々な動きや姿勢を試されていました。あのままムリをしていれば完全にぎっくり腰になってしばらく寝込むことになっていたでしょう。早めに来ていただいて良かったです。

初めてのお子さんを妊娠された方が整体を受けに来られました。まだ６ヶ月でお腹はさほど目立ってはいませんが、これから徐々にお腹も大きくなってくるのでバランスや重心位置が変わり腰や股関節に負担がかかるようになってくると思われます。初めての出産となれば不安も大きいでしょうが母子ともに無事に出産までを迎えてほしいものです。施術は仰向けと横向きのみでできる範囲で体の歪みを修正し、現在気になっている背部から肩にかけてのコリをケアしていきました。まだ仕事もされていて期間も長いので何回かケアに来られると良いと思います。とにかく心の不安はあるでしょうが、体の状態を良くするお手伝いは十分にできますから。

肩から背部のコリ、頭痛、ふくらはぎの重さなどのケアに女性が来られました。頻繁にシップを貼り、頭痛薬を常時飲んでいるとのこと。体の歪みは背中の上部から首にかけてが酷く、それに伴ってコリも相当でした。コリも不快ですが頭痛がほぼ毎日とは辛すぎです。全身を整えながら背骨の柔軟性や外に広がっている肩甲骨を正常な位置に戻すなど体の歪みを重点的に施しました。施術を終えると「だいぶ良い氣がします。途中でつらさが抜ける感じがしました」と仰っておられました。もう７年以上悩まれているそうなのでしばらく通って良くしたいと帰られました。

１０年以上通われているもうすぐ７０歳になる女性がおられます。両ひざの変形性膝関節症。初来院時は病院に２週間に１度ヒアルロン酸の注射を打ちに３年間も行っておられました。Ｏ脚はかなり進んでいてヒザは９０度まで曲がらないため立ちヒザで床の掃除もできない状態でした。水が溜まっているからなのか、ヒアルロン酸の滞留なのかヒザは２倍くらいの大きさになっていました。痛みが出だして１０年ほど経っていたので相当ムリをされてきたでしょう。この状態から痛みを減らし、ある程度曲がるようにはできても正座できるように深く曲がるようになる保証はありませんでした。ただとても前向きな方で「歩ければ良い」「歳をとっても今くらいを維持できていれば良い」ということでした。今も１時間も長歩きしたり草取りを頑張り過ぎると悪くなることはありますが、何回か施術すると回復されます。月に２回のボーリングも続けておられます。整体で変形は治せませんが維持するお手伝いはできます。

５０代の女性が酷い肩こりのケアに来られました。他に困った症状がないかお聞きするとここ数週間朝起きた時にめまいがするとのこと。しばらくすると落ち着くそうですがあまり毎日続くので不安なようです。めまいには回転性のものとフワフワするものがあり、原因も耳関係や自律神経系と様々です。一日中パソコンに向かうお仕事をされているこの方も身体的にも精神的にもストレス過多は間違いありません。首から肩甲骨周辺、背中までのこりは相当なもので体から悲鳴が聞こえてきそうです。体も歪んでおり修正できるだけ修正し、首から背部まで力を入れることなく筋肉を緩めていきました。次回来所までの期間は朝のめまいは出ていないそうで耳石によって起こるめまいではなさそうですが、もう少しみていく必要がありますね。

とにかく何かやっていないといけないという性分で動き過ぎで疲れが溜まるという６０代の女性が毎月来られています。こういった?働き者?の性分の方が来られることは多いです。無理がかかっているとわかっていても働いてしまう、休めない方です。２０、３０代なら無理もきくでしょうが年齢を重ねると無理がきかなくなってきます。ほぼ全身が痛いか凝っているか何かしら不調があります。全身を整えると「体が軽くなったぁ。これでまたしばらく動ける」と言って帰られます。ご本人も動き過ぎだと自覚があるのですがなかなか真の性格は変えられませんね。ただ限界はあるのでそこは超えないようにしていただきたいですね。

５０代の男性が来られました。過酷な環境でのお仕事などで自律神経の不調やメニエルなどがありましたが今はほとんどありません。維持のため予防のために来られています。現代社会はストレス社会でノンストレスの方はほぼおられないと思います。ただ限界もありますし、ストレスに対する個人的な強さもあります。ストレス発散できるかどうかも大切ですね。随分長く通われているのでこの方とはカラダや健康について様々な話をしています。今日来られた帰りに「ここに来るようになって自分の体のことを色々と考えるようになった」と仰っていました。ムリをすれば後からそのツケを払うことになります。またなぜ不調が出るのか考えてできる範囲で予防することも大切です。なるべく快適に毎日を過ごせるように。。。

血液検査で医者から「食べ過ぎに注意、少し痩せなさい」と指摘された直後から過度の食事制限をした挙句、貧血で倒れてしまったという５０代の女性が来られました。これは性格にもよると思いますが?極端すぎる?のは良くないことですね。こう指摘されたこの方は今までお腹いっぱい食べていた晩ご飯を極端に減らし体重を落としていたようです。しかも大好きな白米はそのままでおかずをグッと減らす感じ。順調に体重は減っていたようですが、ぎっくり腰から不調が始まり眼の不調で眼医者にかかり、貧血で倒れと散々だったようです。これは特別な例ではなく「納豆が良い」「りんごダイエット」「バナナを毎日食べると健康になる」などなど良いとテレビや新聞で報道されるとスーパーからその食材が売り切れて一時期消えるという現象が度々起こりますね。日本人の特徴です。何か偏って食べ続けてもダメで何でもバランスよく摂取することが大切です。おかずの数は減らさずにお米の量を減らした方が良いですね。そして極端にやらないこと。徐々にゆるやかに変えていきましょう。

梅雨前や台風接近の時は慢性症状をお持ちの方には辛い時期です。朝晩と日中、これからはエアコンの効いた部屋と外気温など急激な気温の変化、雨降り前や台風の時の低気圧は多大にカラダに影響しますね。頭痛持ちや関節痛の方は「もうすぐ雨が降ってくる」と体調の変化で雨を予測できる方もおられるようです。ここ数日はこの季節特有の体の不調でケアに来られる人が多いと実感しています。頭が痛い、重い、体がダルい、集中力が続かない、朝がスッキリ起きれない、食欲がない…などなどはっきりした症状がなくてもなんだか調子が悪い、そんな感じの体の状態。そんな時はまず生活リズムを整えること。暴飲暴食、過度な飲酒、夜更かし、休みの日に寝だめする、急に運動をするなど普段と違うことは体を疲れさせてしまうし、内臓もそうです。整体などのケアとあわせて生活習慣も整えてこんな時季を乗り越えましょう。