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初めて来られた方には生活習慣の様子を詳しくお聞きしています。椅子での生活か、床に座る生活なのかなど様々なことを聞くのですが特に重要視しているのが?お風呂?です。特に慢性的な腰痛とヒザ痛の方には温める、疲れをとる、血流を促す、内臓を休めるなどなど慢性症状から回復するためにとても大切です。来所された方の７割程度はシャワー生活、夏場はシャワー、または毎日湯船に浸かるが１分ほどしか浸かっていない、朝風呂などです。その日の疲れを回復しづらい習慣と言えます。腰痛やヒザ痛に限らず慢性的な肩こりや緊張性の頭痛持ちの方は湯船でしっかり体を温めることから始めてみてくださいね。お風呂は家でできる体のケア(治療)です。

５０代の女性が来られました。果樹と野菜栽培をされていてとても過酷な環境下で毎日を過ごされています。ぶどうや柿農家さんなど果樹栽培、米や野菜栽培の農家さんなど様々な農作物を栽培されている方々が体のケアに来られます。そういった方々は仕事のサイクルや時季によってとても忙しく体に過酷な作業を強いることを余儀なくされます。体に負担がかかり過ぎているとわかっていてもお仕事ですから、また作物は生き物ですから自分のペースで全てをすることはムリなのです。よって体を痛めながらだましだまし作業をされている方がほとんどだと思います。作業が落ち着いた頃、ひと段落ついた時に集中して来られます。この女性も「整体してもらうと動かなかったところが動く」と仰いました。そんな過酷な状態で作業をされている、そのように育てられた作物は感謝しながら頂かなければといつも思います。

毎月体のケアに来られている７０代の女性が昨日来られました。いつも家事をめいいっぱいされているので来られた時はへとへとです。「顔晴り過ぎですよ。体がいつも悲鳴をあげています。少しセーブできませんか？」といつも言っています。しかしこれは性分。ジッとしていられない性格なのです。それは長年通われているのでわかっているのですが…。整体を受けてとてもラクになって体もガンガン動くのでまたムリをしてしまう…そうおっしゃいます。でもケアをしなければ今頃この方の体は壊れていたでしょう。それほど来られ始めた時の体は今の何倍もボロボロでしたから。「顔晴れているから良いです」と仰いますが、とても心配です。このような性格の方が体を痛め、来られる方が多いですから。お体を大切に。。。

今の時季の農家さんは麦刈りから米の苗の準備でしょうか。また梅の実を千切るなどその季節によって普段しないことをする機会があります。専業農家さんは普段から作業をし慣れていて、ご自身の体の動かし方やどれくらい頑張れるかだいたい予想がつくので無理はさほどされません。ただ会社員だったり、時季によって農作業のお手伝いをされるとほとんどの方が酷い筋肉痛、悪くなるとそれからずっと調子が悪い慢性痛につながったりしてしまいます。昨日はそんな?慣れない作業?をした後から筋肉痛や痛みを訴えて来所される方が多かったです。まだすぐにケアに来られているので回復も早いでしょう。慣れないことをした日はゆっくり湯船に浸かり、腹八分の食事、しっかり睡眠を心掛けましょう。

編み物が趣味で多くの時間をそれに費やすという女性が来られました。ここ数ヶ月首から肩の痛みで寝返りの時に強い痛みが出たりして目が覚めてしまう辛い症状でお困りでした。趣味である編み物をしている時には少し肩が凝ったかなと思う程度でほとんど痛みはないようですが、就寝中の痛みは相当なものだそうです。体の前で手先を使って細かい作業が主なので、長年の姿勢のとり方によって猫背気味です。肩甲骨の位置が外に広がり動きも悪い。骨盤や股関節の左右差もあり、背中全体の強張りがあります。随分と体がムリをしているのがうかがえます。体の歪みを整え、肩甲骨の位置をできるだけ正し、動きが出るようにしていきました。その場での実感は「とても気持ちが良かった」でしたが、車での帰宅中やその後の体の軽さが凄かったと後日仰っていました。何より就寝中の痛みが激減し深く眠れたようです。かなりムリをされて歪みもコリも長年の蓄積で完全に回復するまでにはもうしばらくかかると思いますが、ご本人の感覚はとても良いそうです。

６０代の女性が定期的に体のケアに来られています。首の痛みが主訴でしたが、そこは無事に回復されて慢性疲労が若い時からあるので定期的に来られるようになりました。この方は地域の合唱団に所属されていて月に何回か練習があっていて機会があるごとに発表会にも参加されています。通われるようになってしばらくなりますが、歌を歌う時に以前より声が出るようになったと感じておられ、それが通われるようになった頃と同じ時期だったと仰っていました。「こういうことありますか？」と質問されたのではっきりとは言えないけども歪みが整い姿勢が良くなることでそのようなことは起こり得ることをお伝えしました。また別の男性の方も音楽をやっておられ、その方も「整体を受けた後は声がよくとおる」と言われたこともあります。体のバランス、歪み、姿勢などが影響していると思われますね。良いバランスで健康に！

１００歳まで自力で歩くという目標を持って体のケアと筋トレを実施されている方が当整体院には沢山いらっしゃいます。それぞれ歩行力向上を実感されていますが、先日来られた７０代の女性は様々な変化を感じていらっしゃいました。「腿が前より上がっていることを感じる」「仕事でカニのように横に歩く時、時々ふらつくことがあるが、前に比べるとふらつく回数も減って何より体勢が崩れてからの立ち直りが早い」「足の裏が気持ち良い、足の裏がしっかり地面についている感覚がある」などなどとても良い感覚が得られているようです。何歳になっても歩けること…これより大切なことはありませんね。

７０代の女性が姿勢改善のために来られました。時々腰痛もあるみたいでしたが、いつもすぐに解消するので心配していないとのこと。知り合いから「あなた最近背中が丸くなって姿勢が悪くなったわね」と言われたのがショックだったようです。たしかに見た目で若く見えたり年齢より歳をとったように見えます。特に女性は氣になりますよね。普段の生活をお聞きするなかで氣になる点がありました。?座り方?です。イスの背もたれにダラーッとリラックスされて脚を組んでいるようです。イスでも床でも座る時の基本は?坐骨で座る?です。坐骨をイスの座面にしっかり当てて骨盤を立てた状態で脚を組んでみてもらいましたが組めません。よほど股関節が柔らかい方でないと坐骨をしっかり当てて骨盤を立たせた状態では体の構造上脚は組めません。脚を組めるのは骨盤が後傾しているから。これを習慣にするとクセがつき背中の丸まり、猫背、ぽっこりお腹、腰痛の原因にもなります。「とても良いお話を聞きました。今日からこの座り方を実践します」と喜ばれて帰られました。普段の何気ない習慣を見直すことは健康にとってとても大切なことですね。

７０代の女性が２週間に１度のペースで体のケアに来られています。今も現役バリバリで仕事をされているので、体をとても大切にされています。もちろん年齢的なものはあるでしょうが「最近時々ですが歩いているとグラッとふらつく時があります」と相談されたので、一番有効であろう筋トレをお教えしていました。筋トレといっても両脚で１分ほどで終わります。それから４ヶ月ほど経ちますが、明らかに施術の時に触った脚の感じが変わっています。筋トレ続けているだろうと想像できましたが、あえて聞いてみると「ずっと毎日思い出した時に１日数回やっています。１０回ずつでも短時間で終わるので苦になりません。何よりふらつかなくなっています」とこたえられました。やっぱり脚の筋がしっかりしてきた感じはコツコツ続けている努力の賜物でした。転倒防止、これは人生を左右するとても大きな取り組みですものね。

左のお尻からヒザ裏にかけて痛いという６０代の女性が来られました。だんだんと痛くなってきたようですが、ご本人に痛みの原因が思いつかないと仰います。今までの経過や生活習慣、施術をしながら体の状態をみながら一緒に痛みの原因を考えていきました。半年前くらいに土手の斜面で転びそうになって左脚を踏ん張った時に違和感が数日あったことや、体の状態では、外反母趾、足裏のタコが両足とも数ヶ所あります。そのタコによって歩行で足をついた時、タコを避ける歩き方になっています。それが無意識に体を不安定にし、一部の筋肉に常に負担がかかっています。それを解消するには足裏のケアも必要になります。また、転倒しそうになった時に左脚を踏ん張り、股関節のズレと臀筋の緊張があり、そこにアプローチしていきました。説明がとても腑に落ちたようで生活で気をつけることが分かり、体の痛みも減って安心されました。患部だけに意識せずからだ全体をみるのが大切ですね。